# 金木音図(あいうえお)と意識進化 この文章は、言霊(ことだま)や日本神話をもとにした**音(おん)と言語構造による意識進化の概念**を示したものと思われます。以下に、文の構成を分解・解読し、わかりやすく説明します。 --- ## 1. 金木音図(あいうえお)とは? - **「金木音図(あいうえお)」** は、日本語の50音をベースにした、**現世の欲望を中心とした意識状態**の象徴です。 - 「あいうえお」は**50音図の基本**であり、日本語の発音の基礎。 - 「う中心」と書かれており、「う」の音(発音)が中心的な役割を果たしていると見なされています。 - 「う」は欲望や物質的世界、**自己中心性の象徴**。 - これは、**分離と二極化を経験するための音の構造**であり、「イザナミ・イザナギが桃(百)を投げて、善悪などの二極を知る世界」とされています。 --- ## 2. 50音図の意味 - **「50音=分離の世界」** - 日本神話でイザナギとイザナミが桃(=百)を使って魔を祓ったという逸話に関連し、「百」は象徴的に**多数性や分離の世界**を表している。 - 「50音=イザナギ・イザナミの男女分離の象徴」であり、**二極性(男/女、善/悪など)を知るための世界**。 --- ## 3. 天津太祝詞音図(あいえおう)とは? - 「あいえおう」は**並び順が違う**50音配列であり、**天津太祝詞(あまつふとのりと)に対応する言霊の構造**。 - これは「金木音図(あいうえお)」から進化した、**高次元(高天原)への移行を表す音図**。 ### キーワード解説: - **タカマハラナヤサ**=「高天原」 - 神道での天上界、「天国」の象徴。意識的には**道徳や精神性に根ざした調和の世界**。 - **「え中心」** =「道徳実践が主体の世界」 - 「う中心」の欲望から、「え中心」の**倫理・道徳中心の世界**へシフト。 - 「え」は「縁」や「愛(エ)」とも関係が深く、**つながりと調和の象徴**。 - **百音図(ひゃくおんず)**: - 「イザナギ・イザナミの統合」=**男性性と女性性のワンネス(統合)** - つまり、分離(二極性)を乗り越えて、**統合(ワンネス)を学ぶ音図**。 --- ## 全体の意図まとめ | 段階 | 音図 | 中心音 | 世界観 | 学びのテーマ | | --- | --- | --- | --- | --- | | 第1段階 | 金木音図(あいうえお) | 「う」 | 欲望・分離・物質中心 | 二極化を体験し知る | | 移行段階 | 天津太祝詞音図(あいえおう) | 「え」 | 道徳・統合・高次元意識 | 統合と調和(ワンネス) | | 最終的な学び | 百音図 | - | 男女性の統合/ワンネス | 愛と調和の世界 | --- ## 結論(解釈) この文章は、**人類の意識進化の段階**を「音図(言霊の構造)」で説明しています。 - 現在の社会(「あいうえお」)は、欲望と分離が中心の学びの場。 - そこから、「あいえおう」的な**道徳的、精神的成長を経た意識状態へ移行**しようという提案。 - 最終的には、**男性性と女性性、善悪、自己と他者などの二極を統合し、ワンネス(調和の意識)に至る**ことが目標。